2016/08/15

「東京デートプラン」をプレゼンさせる新型採用選考

新卒就活で、就活サイト以外に人材紹介会社や就活イベントなどの新たなルートができ始めている。自前で採用活動をするベンチャー企業もある。企業の人材採用を研究する「採用学」を提唱し、同名の書籍を今年5月に出版した横浜国立大大学院の服部泰宏准教授へのインタビュー2回目は、「恋愛」をテーマにしたユニークな選考を導入した企業の事例を聞いた。【田中学】

「採用学」服部泰宏さんインタビュー(2)

 −−自前で採用活動を行う企業はどのような選考をしているのですか。

 ◆服部さん ベンチャー企業で目新しいのは、デジタルマーケティング事業を展開するIMJ(本社・東京都目黒区)です。同社は今年7月、コンサルティング業の世界最大手アクセンチュアに買収され、話題になりました。

 IMJは、2016年度採用から通常の面接をやめ、恋愛をテーマにした選考を行いました。「同年代の異性を東京でエスコートするとき、どんなデートプランを立てるか」をプレゼンしてもらうのです。プレゼンを通して学生の資質を判断します。

 単純に、お台場やディズニーランドなどの有名スポットをデートプランに組み込んでも面白くありません。学生が東京のどこに魅力を見いだしてどう語るか、どのような視点で社会を見ているかといった基準を通して、学生の資質を見ます。志望動機や大学で何に取り組んだかという、ありきたりな答えでは見抜けない優秀さや能力を発掘します。

 −−この選考をどの段階で行うのでしょうか。