2016/07/08

なぜ、ソフトバンクは インターン生に「失敗」を経験させるのか

ソフトバンクと長野県塩尻市がタッグを組む「地方創生インターン ~TURE-TECH~」の仕掛け人、源田泰之氏(ソフトバンク株式会社人事本部)と山田崇氏(長野県塩尻市企画政策部)、そして6月に刊行された『絶対内定2018 インターンシップ』の著者・熊谷智宏氏による鼎談の第2回。ソフトバンクがインターン生に対して新入社員さながらの接し方をする理由とは?塩尻市が今回のインターンで期待する「学生ならでは」の動き方とは?注目の後編。(構成:前田浩弥、撮影:宇佐見利明)

ソフトバンクは「インターンシップ」をこう考える

熊谷智宏(くまがい・ともひろ) 我究館館長。横浜国立大学を卒業後、(株)リクルートに入社。2009年、(株)ジャパンビジネスラボに参画。現在までに3000人を超える大学生や社会人のキャリアデザイン、就職や転職、キャリアチェンジのサポートをしてきた。難関企業への就・転職の成功だけなく、MBA留学、医学部編入、起業、資格取得のサポートなど、幅広い領域の支援で圧倒的な実績を出している。また、国内外の大学での講演や、執筆活動も積極的に行っている。著書に「絶対内定」シリーズがある。
熊谷 ソフトバンクさんは、インターンシップを熱心に展開されていますが、非常に実践的ですね。インターン生に「お客様」として参加してもらうのではなく、現場に入って、まるで“社員”のように働いてもらう。「新入社員研修」のようだとさえ感じます。

ソフトバンク・源田 そうですね。ソフトバンクのインターンは、就職に直結する「就活インターン」だとはっきり言い切っています。社員証もお渡ししますし、パソコンや携帯も支給して、社員と一緒に仕事をしてもらいます。本当に「仕事」を体験してもらうんですね。

 そのうえで、ソフトバンクの働き方とマッチする人は、そのまま卒業した後に入社していただけたらいいと思っています。そこまでリアルにつなげるようなインターンをやっていますね。

熊谷 超実践的ですね。まさに「就活型」ですね。

源田泰之(げんだ・やすゆき) ソフトバンク株式会社 採用・人材開発統括部長。1998年入社。営業を経験後、2008年より現職。採用責任者、およびグループ社員向けのソフトバンクユニバーシティ及び後継者育成機関であるソフトバンクアカデミア、新規事業提案制度(ソフトバンクイノベンチャー)の事務局責任者。ソフトバンクユニバーシティでは、経営理念の実現に向けて社員への研修を企画し、社内認定講師制度などのユニークな人材育成の制度を運用。ソフトバンクグループ株式会社・人事部アカデミア推進グループ、SBイノベンチャー管理部長を務める。また、大学でのキャリア講義や人材育成に関する講演実績など多数。
ソフトバンク・源田 会社と学生のマッチングを判断するには、面接よりインターンのほうがいいと考えているんです。