2016/10/07

内定式を機に考えたいこと 「就社」意識は不要なの?

10月1日、企業の就職内定が解禁されました。多くの企業が同月1~3日に内定式を開催しました。4年生の皆さんの多くが、この内定式に参加したことと思います。短期間で将来を決めることに悩んだ人も多いことでしょう。

「就社」の感覚は弱い方がいい?
 今年は、企業との面接日が解禁になったのが6月。昨年は8月ですから、2カ月前倒しになった分、学生の皆さんにからは時間の余裕ができてよかったとの声が上がっています。とはいえ、説明会の開始は3月で、「わずか」な期間で人生において重大な結論を出せと迫ることは、まだまだ学生の皆さんにとっては酷なことだと思います。

 救いなのは、以前とは違って「就社」という感覚が、就活をする学生の方で弱まっていることでしょうか。バブル経済が崩壊することまでは、日本では「終身雇用制度」の下、一生1つの会社で勤め上げるというのが「普通」のことで、それだけどこの会社に就職するかは極めて大事なことでした。でも、最近は転職することも社会的に正当な行為として認知されてきています。いろんな経験を経てキャリアアップしていく英米流のやり方が少しずつ日本でも根付いてきたのです。この点、残念ながら一番遅れているのが日本の大学業界なのですが。

羽目を外しすぎないで!
 あくまでも「内定」ですから、内定をもらったからといって、皆さんはあまり気を抜かないようにした方がいいでしょう。まだ法的にも不安定な状態なのですから、過度に「内定」という言葉を信じることなく、準備をしておいた方がいいと思います。あまり羽目を外し過ぎて、内定を取り消されても仕方ないような事態を招かないようにしましょう。