2016/12/16

内定者つなぎ留め 企業躍起 入社前バイト雇用、先輩と座談会

多くの企業が2017年春入社組の内定式を10月に済ませてからも、内定者のつなぎ留めに躍起だ。就活サービス大手のマイナビ(東京・千代田)が14日発表した内定状況調査によると、回答企業の31%で内々定後の辞退率が「前年より高かった」。売り手市場は続き、内定式に出た学生でも安心できない。就業体験の充実などあの手この手で内定者の就職意欲をかきたてようとしている。

「学生確保が苦しい状況は続いている」。マイナビHRリサーチ課の石田力課長は指摘する。調査では今年の採用活動を振り返り、41%の企業が「前年より厳しかった」、47%が「前年並みに厳しかった」と答えた。回答企業数は2572社。

内々定後の辞退率については「前年と同水準」との回答も39%。複数の企業から内々定を得た学生を自社に引き寄せることが、今年も採用現場の課題だったことが改めて浮き彫りになった。

内定を得た後も別の企業で就職活動をする学生は増えているようだ。マイナビの別の調べでは、大卒後も就職活動する若者のうち、在学中に内定を得ていた比率は16年度で37%。4年前の2倍以上に増えた。希望通りの企業から内定を得られず再挑戦する人がいる。