2016/07/27

大学生8割が「働きたい組織」に求める条件とは

リクルートキャリアの研究機関「就職みらい研究所」は7月25日、働きたい組織の特徴に関する調査結果を発表した。大学生が支持する項目では、「コミュニケーションが密で、一体感を求められる」「仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」が上位となった。

 調査は2016年5月20日から30日、就職活動中の大学生および大学院生の「働きたい組織(企業、団体、官庁など)の特徴」を把握するため、リクナビ2017会員を対象にインターネット調査を実施。大学生8,240人、大学院生1,933人の計10,173人から回答を得た。

 調査では「経営スタイル」「貢献と報酬の関係」「成長スタイル」などの観点で29項目をあげ、各項目でA/Bの対立概念を用意。どちらが自身の考えとしてあてはまるのかを回答してもらい、「A」「どちらかといえばA」、「B」「どちらかといえばB」に分けてそれぞれを集計した。公表された調査結果では特徴的な20項目を抜粋している。

 大学生が働きたい組織として支持する項目には、「コミュニケーションが密で、一体感を求められる」80.3%、「仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」79.6%、「周囲に優秀な人材が多く、刺激を受けられる」76.5%、「入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与がもらえるようになる」76.4%、「ウェットな人間関係で、プライベートも仲が良い」76.2%が上位にあがっていた。

 大学院生が支持する項目では、「仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」86.2%、「コミュニケーションが密で、一体感を求められる」84.4%「周囲に優秀な人材が多く、刺激を受けられる」84.2%が上位となった。そのほか、「歴史や伝統がある企業である」84.1%、「企業固有の技術や商品、ブランド、ノウハウなどが強みになっている」80.1%となっており、大学生よりこれらの項目を支持する割合が高い。

 また、大学生・文系は「これまでの経験(学業など)を活かして成長できる」を支持する割合が、大学生全体に比べて低い。給与に関する価値観は男女間で差が見られ、男性は「給与は高いが、個人間で待遇に大きく差がついたり、降格になったりする可能性は大きい」を、女性は「給与は低いが、個人間で待遇に大きく差がついたり、降格になったりする可能性は小さい」を支持する割合が高かった。

 このほか、大学生・院生ともに「特定の地域で働く」を支持する割合が高いが、大学院生・文系に限ると「全国や世界など、幅広い地域で働く」を支持する傾向にあった。