2016/08/10

採用担当者のための最新情報&実務チェックポイント

ProFuture代表の寺澤です。
 関東では7月下旬に遅めの梅雨明けとなり、いよいよ夏本番といった暑い日が続いています。今年は、経団連の採用選考解禁が2カ月前倒しとなったことで、就職ナビ各社の内定率調査では軒並み前年同期を上回る数字が発表されていますが、企業側はというと8月に入ってもまだ多くの企業で、2017年卒の採用活動が継続されているようです。今回は、HR総研が6月末に楽天「みんなの就職活動日記」の協力の下に実施した、就活生向けの「2017年卒就職活動動向調査」の結果を基に、今年の特徴を見ていきたいと思います。

昨年の8月よりはペースの遅い学生の内定取得状況
 前回7月の本稿では、企業の内定出しの時期や内定充足率を取り上げましたが、今回は学生の側から見た内定取得状況から始めましょう。選考解禁後約1カ月の6月下旬時点で見た内定保有社数データと昨年のデータ(昨年は選考が解禁された8月下旬に調査)を比較してみます。
 まずは文系から[図表1]。「内定ゼロ(0社)」という学生の割合は昨年の14%から20%へ、「1社」という学生の割合は昨年の28%から32%へと増加しています。逆にいえば、昨年は面接選考解禁1カ月の時点で6割近い学生が2社以上の内定を持っていたのに対して、今年の学生は5割以下にとどまっていることになります。昨年、大企業に先んじて選考して内定を出したものの、その後に大企業に内定をひっくり返された苦い経験から、選考時期をあえて遅らせた中堅・中小企業の影響が出ているといえます。