2016/06/14

数日で内定出し切る新卒採用選考のカラクリ 6月1日解禁なのに大手企業はもう選考終了

経団連が定める新卒採用の選考解禁日は6月1日。実際は約8割の企業が5月末までに面接選考を開始していたのだが、経団連傘下の日本の大手主要企業は6月1日からの面接選考開始を守るスタンスを示している。しかし、開始日から数日~1週間程度で、大手人気企業の多くはすでに内定をほぼ出し切っているようだ。どうしてそのようなことができるのか。

表向きは6月1日の選考解禁を守っている

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現在、日本には採用選考の統一された時期の取り決めがあるわけではない。かつては経済団体と当時の文部省、労働省などが関わって「就職協定」という統一的な時期のルールを作った時代もあったが、あまりにも破られるために協定は廃止された。それから紆余曲折があって、いまでは経団連の自主的なルール(「採用選考に関する指針」)という位置づけになっている。そもそも6月1日面接選考解禁というルール自体は、経団連傘下の企業以外は守る必要がない。守る・守らないではなく、いつやるかは自由なのだ。