2016/12/19

「学生の気持ちが理解できない」とお悩みの方へ―「”気にする”トレーニング」で、必ず成果は得られます―

イントロダクション

2016年も残すところわずかとなりました。どの企業も、本格的に18年卒採用の準備に取り掛かっている最中かと思います。

冒頭から私事で恐縮ですが、私が代表を務める株式会社大学成績センターで最近、中途社員採用を実施しました。
多くの方と面接をさせていただきましたが、面接の終盤で、私はある質問を必ずしていました。
それは、 「最後に確認しておきたいことはありませんか?」 という質問です。
すると多くの方は、残業時間や1日の仕事内容などを尋ねてきました。一方、 「今の自分のスキルで大丈夫か」 「入社までに何をしておけばいいのか」 といった質問をする方もいらっしゃいました。

大別すると、前者は 「自分にとってこの職場は心地よい職場なのか」 を気にする方であり、後者は 「自分はこの職場で役に立てるのか」 を気にする方のように思えます。

こうした差が出るのは、その方が入社時に何を最も気にしているのかの違いでしかなく、合否に影響を与えたわけではありません。
とはいえ、この質問をすることで応募者の 「考え方の起点」 のようなものが断片的ながら見えたように感じたのです。

私のこのような体験をきっかけとして、今回は、相手(学生)の気持ちをどのように理解すべきかについて考えてみたいと思います。

「話の内容」と「伝えたいこと」の違い

まず、話し手の立場に立ってみましょう。私自身が気持ちよく話せる相手の共通点を、あらためて考えてみました。

それは、
●話の 「内容」 が伝わっていると感じる
●話を通じて自分の 「伝えたいこと」 が伝わっていると感じる
●話している際のこちらの 「感情」 を理解してくれていると感じる
の3点です。