2016/08/23

「新卒一括採用」がなくなる!? 最近浸透しつつある、あるサービスがその起爆剤になるかも…

2018年卒の就活が動き始める時期になりましたが、17年卒の就活もまだまだこれからです。就活生に人気のある企業は夏採用や秋採用を実施するものの採用人数は若干名となります。一方、中小企業は大企業の採用活動が終了する今の時期から本格的に開始します。大企業に落ちてしまい、安易な気持ちで「就職のために留年する」方法を考えている人もいるようですが、留年して失敗している人も現実をしっかり受け止めて、まずは今まで取り組んできた就活を見直さないと、何度就活を実施しても同じような結果になってしまうので、十分ご注意くださいね。

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 さて、最近多くの中小企業の方と採用について意見交換する中で「従来通り就活サイトに掲載してもほとんど学生が来ない」という嘆きを耳にすることが多くなってきました。大手企業以上に中小企業は人材不足に陥っており、若い人材を採用したいニーズが高まっているものの、自社の魅力を伝える機会がなかったり、安定志向の学生が増えていることも重なって、なかなか採用には至っていないようです。

 そのような中、状況を変えようと最近浸透しつつあるサービスが「新卒紹介」になります。これは転職エージェントの新卒版のようなもので、リクルートやマイナビといった大手人材会社が事前に就活生と面談を実施し、本人の要望や適性を考慮したうえで企業を紹介するサービスです。(残念ながら紹介先企業で誰もが知っている大手企業はなかなかないのですが、ネームバリューにこだわりのない就活生であれば、効率的に就活を進めることができるメリットがあります)

 以前からこのサービスはあったのですが、最近はこのサービスを積極的に実施しようとする企業が増えているようです。例えばある企業では、自社説明会には相当数の就活生が来て、内定も予定人数を出せるほど人数の確保はできているものの、かなりの人数が内定辞退してしまう状況が続いていたようでした。それならばと新卒紹介サービスオンリーで採用活動を実施したほうが費用や時間的コストを考えたときにも効率的と判断し、来年度の採用からは採用方法のメーンを新卒紹介に切り替える予定のようです。

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 このサービスが登場した当初は、学生から見ると「こんなサービスに頼るのは情けないし恥ずかしい」という気持ちになったり、企業から見ると「人様に自身の進路を頼っているような甘い学生は欲しくない」という状況でした。しかし、年々このサービスが進展するとこのような心理的な壁は徐々になくなっていき、今では学生側と企業側双方のニーズを満たすサービスとして、抵抗なく利用している人が非常に多いようです。内定塾でも企業側から「学生を紹介してくれないか」という問い合わせがあり、良い企業であれば学生にも紹介している状況です。