2016/12/12

人事担当者は「展望」を基にした人材要件を示して欲しい―東京都市大学 住田曉弘氏

毎回、各大学のキャリアセンターの担当者の方を取材するシリーズ企画。今回は東京都市大学(旧・武蔵工業大学)学生支援部の住田曉弘(すみだ・あきひろ)氏に、17年卒採用の振り返りと18年卒の現状、企業の人事に求めたいことなどをお聞きしました。

キャリア教育の取り組みについては工夫をされていますか?

キャリア開発という授業の一部を私が自ら受け持っています。キャリアというのは「就活をして就職をする」という瞬間のことだけではありません。人生の中で自分がどうありたいのかということに深く関わってきます。そのためには自分を知り、社会を知り、自分を磨くことが必要となってきます。しかし社会に出る前の学生が、そのことに気付くことは難しい。当大学ではキャリアカウンセリングの理論やフレームワークを用いて、1~2年生の早い段階からキャリアを正しく捉えることを伝えています。

キャリア支援センターとしても共通の考え方でキャリア支援を行っており、授業以外でも早期キャリア教育の取り組みを積極的に行っています。一例として「キャリアポートフォリオ」があります。これは将来の目標をもとに半年後の目標を設定し、達成状況を振り返るというもの。できたこと、できなかったことを「見える化」することで課題解決能力が少しずつ養われていきます。これは就活に関わらず、社会に出てからも役に立つことなので、特に力を入れています。

その他、力を入れている取り組みの一つに海外へ派遣するインターンシップがあります。掛かる費用の半額を大学が負担しており、今年は30人程度海外に行きました。海外インターンシップに行った学生はものすごく成長して帰ってくるんです。単に語学力ということだけではなく、人間力が上がる。この経験をもっと多くの学生に体験してほしいと考えています。受け入れ先企業は、我々自らで人脈を用いて探したり、OBの方に協力いただいたりするなどして開拓をしています。