2017/11/15

内定辞退で中小企業、見通し立たず 「ぎりぎりまで採用活動」

学生に有利な売り手市場の影響を受け、新卒採用で人手確保に苦慮する企業は多い。中小企業は、学生に根強い大手志向のあおりを受け、辞退を見越して多めに内定を出しても採用の見通しが立たない。採用活動は厳しさを増している。

製造業ではベテランの退職が続き、若手の技術職は引っ張りだこだ。この会社は中途採用で人材確保を目指したが苦戦が続き、狙いを新卒に切り替えた。内定辞退は約30人。人事担当者は「辞退の数は予想の範囲内だが、そもそも関心を持って話を聞きに来る学生が少ない。学生と会えなければ内定を出すこともできない」とぼやいた。