2017/08/07

学生に変化、面接されるのは企業 第3景・働き方(3)

 来春新卒の就職活動も折り返しを過ぎた6月末、福井市の大学院生佐藤昌弘さん(24)=仮名=は「自分に適した会社」を探していた。第1条件は独自技術を持つ製造業。「院で学んだ工学系の知識を生かしたい」。しかし、第2条件としている労働時間が引っ掛かる。

 「過剰すぎる労働はちょっと…。命には代えられない」。思い浮かぶのは電通の過労自殺事件。説明会では必ず平均残業時間を尋ねる。「担当者は答えてはくれる。けれど、それが本当かは分からない」。給料は「生きていければ、それでいい」という。