2016/10/21

就活、2019年卒は6月解禁へ

経団連は18日、現在の大学2年生が対象となる2019年春卒業の就職活動で、面接解禁を「4年生の6月」とする方向で検討に入った。6月解禁は3年連続となる。学業優先を掲げる安倍政権の意向に配慮する。

 ただ企業からは日程前倒しを求める声が多く、説明会については「3年生の3月」開始を半月から1カ月程度前倒しする案も浮上している。大学や政府と調整を進め、年内にも決定する見通しだ。

 経団連は大幅な変更をしないことで学生や企業の混乱を回避する方針だ。安倍政権の要請を受け16年卒は「3月説明会、8月面接」に繰り下げたが、大企業の内定をもらった学生が先に得た中小企業の内定を辞退するケースが続発し混乱。17年卒は「6月面接」に変更したが、毎年のルール改定に批判が高まった。

 経団連が説明会を早める案を検討するのは「3月説明会、6月面接」では「説明会の期間が3カ月しかなく短すぎる」との不満が多い上に、ルールに縛られない外資系企業などが優秀な学生を先に囲い込んでしまう動きに対抗するためだ。しかし2月に説明会が始まれば後期試験などと重なる弊害があるため、大学や学生の反発を招きそうだ。