2017/01/26

準大手の前田建設に就活生が続々集まるワケ 人手不足に悩む建設業界でなぜ人気なのか

2020年の東京五輪に向けて都心の再開発やインフラ整備が加速し、バブル期以来の好決算を謳歌する建設業界。その中で投資家や学生の注目を集めている準大手ゼネコンがある。1919年創業の前田建設工業だ。

もともとトンネルなどの土木に強い前田建設がここ最近、他社と一線を画すのが「脱請負」事業。ゼネコンの収益柱はデベロッパーや官公庁から大型工事の施工を請け負う建設事業だが、脱請負はその名の通り、自らが事業主体となって企画や運営も手掛けるビジネスだ。

前田建設は「脱請負No.1」を掲げ、政府が推進するコンセッション(インフラの運営権を民間に売却する事業)や、太陽光などの再生可能エネルギー発電事業にいち早く目を付けた。請負以外の分野に力を入れる背景には、少子高齢化とともに縮小していく国内の建設市場への危機感や、景気に左右されやすい請負業特有の体質から脱却する狙いがある。