2018/07/26

そもそも「学歴フィルター」はなぜ存在するのか? 新たな学歴差別の真実に迫る

学歴フィルターという言葉がある。就活などの場面で、企業が学歴のみを理由に学生をふるいにかけることを指してこう言う。一部では「学歴差別」などと言われ、批判の対象にされがちな学歴フィルターだが、そもそもこれはなぜ存在しているのだろうか? なぜ企業は学歴にこだわるのか、また企業の学歴フィルターを突破するにはどうすればいいのか? それを紹介したのが『学歴フィルター』(福島直樹/小学館)である。

 そもそも、本当に学歴で優秀な人材かそうでないかは測れるのだろうか。企業側の意見としては、これは「YES」と考えられているようだ。本書曰く「優秀な学生」の出現率は出身大学の偏差値に在る程度比例しているという。企業側から見て、偏差値の高い大学の学生には優秀と感じられる人材が多いのだそうだ。つまり、より優秀な就活生を捕まえたい企業側としては「偏差値の高い大学の学生だけを集めたい」が本音だということになる。この心理と、それを裏付けてしまう合理性が、学歴フィルター誕生の理由だ。

 では、高学歴の学生の方が優秀な人材が多いという事実がある以上、学歴フィルターが存在するのは仕方ないのだろうか。いいや、そうとも言い切れない。そもそも学歴フィルターの存在に肯定的な人は、得てして次のような意見を述べる。