2018/10/10

就活解禁ルールはすでに崩壊…大企業はこんなに隠れ内定を出している

あなたの就活は、いつから始まったか覚えているだろうか?

かつては「就職協定」というものがあり、大企業と大学が一定の時期まで就活を始めないよう協定を交わしていた。そして今は経団連が主に就活解禁を指示する……という構造になっている。

そしてやっかいなことに、この「就活解禁日」は時世によってコロコロ変わっていく。先輩が大学4年の3月から就活を開始したから……と悠長にしていたら、突然「今年の就活解禁は3ヵ月前倒しで」などと言われ、慌てふためく学生も少なくない。

こうした経団連主導の就活解禁日に振り回されるのは学生だけではない。人事部を始めとする採用チームも、例年変動する就活スケジュールにてんてこまいだ。

特に翌年度の解禁日が前倒しにでもなれば、「4年生の採用活動が終わっていないのに、早くも3年生向けの採用を開始せねばならない」といった過重労働も懸念される。

セミナー会場1つ押さえるのにも莫大な予算がかかるため、こうなっては年度内で採用に必要な予算すら予測できないのだ。

大企業は経団連の一部として早々に「今年は前倒しとなりそうだ」と情報を得られるからまだいい。日本企業の99.7%を占める中小企業はいざ就活解禁日が発表となってから、学生を取りこぼすまいと慌てるしかない。

だが……実際にはこれほどのパニックは起きていない。というのも、経団連の就活解禁日はとっくの昔にハリボテと化しているからだ。