2022/03/10
まるで「就活版ネトフリ」? Z世代の価値観にマッチした「動画就活」が注目されるワケ
コロナ禍によって、企業の採用活動は変化せざるを得なくなった。面接はオンラインへ移行し、人事担当と就活生がリアルに顔を合わせる機会は激減している。この状況は、オンラインを活用することで地方の学生を採用しやすくなるメリットがある一方で、新たな課題も生み出している。
従来は、エントリーシートや通常の面接だけでは測れない人柄などの部分を見るために、複数の学生を集めた対面でのグループディスカッションが選考プロセスに組み込まれることが多かったが、オンライン採用ではそういった場を設けられない。そのため、企業は限られた情報からその学生が自社のカルチャーにマッチする人材なのかどうかを判別しなくてはならない状況となっている。
優秀な人材をいかに獲得するかは企業にとって重要な課題だ。そして、企業競争力を強化するためには、人材の多様性を高めることも肝要になり、求人を出して応募を待つだけの従来の採用方法だけではない、新たな方法を模索する動きも生まれ始めている。