注目【第1回】そもそも新卒採用とは何か?新卒採用を始める前に 基本をチェックしておこう。

新卒WATCHをご覧いただいている企業の採用担当者さんの中には、毎年新卒採用を担当されてきた方もいらっしゃれば、今年はじめて新卒採用の担当になられた方もいらっしゃると思います。この連載では、そんなはじめての担当者さんも新卒採用の基本が理解できるような情報を発信していきたいと思います。

第一回目は、「そもそも新卒採用とは何か?」。新卒採用と中途採用との違いや、新卒採用を行う意義・目的について押さえておきましょう。

新卒採用と、他の採用形態との違い

上記のように、新卒社員は中途社員などと比較すると、教育に時間と手間がかかりますが、良い人材を採用し、教育することができれば、自社の将来の成長にとって、非常に重要な役割を担ってくれる人材になります。採用・教育を行う際は、その前提をしっかりと理解し、迎え入れることが重要となります。

新卒はポテンシャル採用。見極めるのは「将来の姿」。

新卒採用を成功させるためには、今の自社にとって、必要な業務ができるかどうかという観点だけでなく、自社の将来のビジョンと、学生の将来の姿がマッチするかどうかを見極めることが非常に重要となります。新卒採用はポテンシャル(可能性)採用だと言われていますが、その学生が今できることに対して、判断をするのではなく、「将来の姿」に対して判断をするという観点が必要になってきます。

上記のように、将来海外展開をしたいと考えているシステム会社において、今必要な人材は「システム開発のスキルのある学生」ですが、将来海外展開をしていくことを見据えると、今のうちから、将来海外赴任して、拠点のキーマンを担える、グローバル志向のある人材が必要になってくるでしょう。そう考えると、開発スキルがある学生をよりも、将来海外で活躍できるような志向を持った学生を採用しておくことが重要だということをご理解いただけるでしょう。

新卒採用ならではのスケジュールを理解しましょう。

いつでも募集が可能な中途採用や、アルバイト採用と比較して、学生の就職活動のスケジュールに合わせて、採用活動を行わなければいけないことも、新卒採用の特徴として押さえておきましょう。下記が一般的な新卒採用のスケジュールです。新卒採用においては、他の採用形態よりも計画的に採用活動を行っていくことが重要になります。

ただし、上記のモデルスケジュールは経団連の指針によるものであり、経団連非加入企業は、8月よりも前倒して採用選考を開始する可能性もあるようです(「HR総合調査研究所(HRプロ株式会社) / 調査期間:2013年12月17日~12月26日 / 有効回答:504社 」の調査によると、2016年新卒採用の面接選考をいつから始めるかを聞いたところ、新しい解禁日である「8月」とする企業は24%、「9月以降」の10%と合わせても34%と全体の1/3にとどまり、2/3の企業が選考解禁日前に選考を開始するという結果が出ています。)

景気の回復とともに、新卒学生の獲得競争も激化

リーマンショック以降下降傾向にあった大卒内定率は企業業績・景気の回復とともに上昇傾向。企業間の学生の争奪戦は熾烈化していく見込み。今後を選ぶというだけでなく、これまで以上に学生から選ばれるために、しっかりと自社をアピールしていくことが重要となります。

新卒WATCH編集部より

今回は新卒採用を考える上で最も基本的な部分をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?次回は、経団連の指針により、より短くなった就職活動期間と、景気の上昇により、より獲得競争が激しくなる、現在の採用マーケットにおいて、「競合に負けないように、いかにして自社の強みを押し出していくか」という部分にフォーカスしていきたいと思います。新卒WATCH編集部では新卒採用にお悩みの企業さまに向けた、コンサルティングなども行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。