2016年卒者の就活費用の平均は16万円だった!? 知られざる就活生のお金事情

こんにちは!
新卒WATCH編集部インターン、関西在住の新大学4年のサトリエです。

3月から一斉に企業説明会が解禁され、街中にはリクルートスーツを纏った学生が増えてきました。
さて、人事担当者の方々、就活にいくらかかるかご存知ですか。

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就活必須アイテムといえるスーツや靴、カバンは相場でトータル6万円程度です。それ以上に、交通費、飲食費が大きな負担になっています。追い風をかけるように、アルバイトに割ける時間が限られることで普段より月の収入が減ります。あらかじめ就活用に資金を貯めている学生は少数派で、大多数の学生が就活を行う上で金銭的な問題を抱えています。

何にそんなにお金がかかるのか

 就活費用は年々上昇傾向にあり、キャリタスの調査では2016年は前年度と比べて1万円上がりました。
2016年卒者の就活費用の平均は16万円のうち、占める割合がもっとも高いのは交通費です。これは就活生全般に共通しています。とりわけ、会社説明会や面接などの選考は首都圏や都市部で行われるため、地方在住の就活生には痛い出費となっていると言えます。交通費の平均は地方ごとにみると、北海道は約10万円、東北は約11万円、関東は約5万円、中部は約8万円、近畿は約8万円、中国・四国で約10万円、九州・沖縄で約12万円となっています。
地方の就活生の場合、交通費の平均金額は関東圏の約2倍かかるため、毎年交通費に悩まされる就活生は多いです。ただし一概に、関東圏・東京在住だからといって交通費の負担が軽いというわけではありません。交通費がかさむ要因は住む地域に加え、志望する会社の選考会場で決まります。
 また、宿泊費や食事代が交通費についで負担となっています。遠方で行われる選考を受けるためにホテルに宿泊、外食、時間を潰すためにカフェに入るなど細々とした出費がかさみます。

地方学生は都心学生の1.7倍の費用がかかる!?

 都道府県別ごとにみると、2016年に平均がもっとも高かったのは、九州・沖縄で約23万円です。北海道の平均金額は約18万円、東北が約20万円、中部で約17万円、近畿で約16万円、中国・四国で約20万円となっていました。一方、関東では約14万円にとどまりました。

学生はどのようにお金を工面しているのか

忙しい就活中、可能な限りアルバイトをする学生もいれば、実家暮らし、一人暮らしの学生ともに、両親からの経済的援助を受けるケースも少なくありません。

自立するための就職活動において、親の経済力が関わってくるというのは皮肉な話ですね。

就活生を応援するサービス

そんな中、2017年も就活生向けのタクシー料金の割引サービスが始まりました。東京ハイヤー・タクシー協会とリクルートが連携して、2017年4月1日〜9月30日の間に利用ができる運賃1000円無料チケットが配布されます。(http://www.taxi-tokyo.or.jp/pdf/info20170310.pdf

また、Wantedly とAirbnb のコラボレーションとして、2017年3月8日(水)から2017年3月31日(金)の期間で、就活生向けに半額で宿泊先を提供するサービスが開始されました。(https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/55009)

現役就活生から見ると「就活費」が高くなるのは優柔不断なせい

メディアは取り立てて費用が高くなっているといいますが、現役就活生である私からすると、就職活動のカタチは20年前となにも変わっていないと思います。
昔は、分厚い就職本から、目だけで企業を見つけていたそうです。現在は、インターネットの発達により効率化するかと思いきや、以前よりはるかに多くの会社に関する情報が出回るようになりました。それによって、学生は、他の就活生に出し抜かれないために多くの企業説明会にいき、何十社も受けるようになったのではないでしょうか。そうなれば、必然的に交通等の諸経費はかさみます。
話が少しずれるかもしれませんが、進みたい業界が決まっていれば、そんなに多くの会社を受ける必要もなく、必然的に費用はかからないのではと個人的に思います。ちなみに海外の大学では、専攻が就職に直結するほど、絞り込まれた就職活動が一般的です。
 確かに、知らない業界の企業でも選考を重ねるごとに、その会社のことがすきになり、入りたいと強く思うこともあります。それはそれでいいと思います。
 しかし、現在の「ヨーイドンで手当たり次第に応募してみるのが最適解」という状態は、学生にとっては負担です。事前に、もっと学生に就職について考える時間と場を用意してあげるべきではないでしょうか。学生も自ら計画的に就活を始めるべきなのではないでしょうか。
近年、この問題意識を受けて、インターンを重視する風潮が広がり、一部では「オファー型サービス」「VISITS OB」「逆面接イベント」といった新しい試みが始まっています。このように就活のカタチが多様化していくことに大きな期待が持てます。

次回の記事では、地方学生の就活事情をご紹介します。

この記事を書いた人:サトリエ

サトリエ

東京から関西の大学に進んだ現役就活生のサトリエです。 1年間ヨーロッパ13カ国を1人旅するなど好奇心旺盛。趣味は裁判傍聴とサウナ。無類の珈琲好きです。新卒WATCHインターンを通して、人に伝わる文書の書き方を身につけたいです。