意外と知らない留学経験者の就職活動の軸!? 夏の合説で押さえるべき3つのポイント

こんにちは!
新卒WATCH編集部インターン、関西在住の大学4年のサトリエです。

前回の記事では、留学帰国者にアプローチする3つの方法についてお伝えしました。
今回は、ノルウェーで1年の交換留学を経て、留学経験者の就活、国内学生の就活の両方を見てきたサトリエが留学経験者の会社選びの軸についてお伝えします。

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夏から就職を始める留学帰国者にとって夏の合同説明会は王道です!
大抵の帰国学生がそこで、初めて企業の人事に会う、話を聞く、面接を受けるという短期決戦です。国内学生と大きく違うのは就職活動期間が短いということで、就職活動の中で多くの企業を知って就職先を決めるというよりかは、自分が持つ就職活動の軸にあった企業を選ぶ傾向が強いです。私自身、去年の2016年の夏のマイナビ国際派就職Expoに参加して、留学経験者が企業に求めているものを目の当たりにしました。
国内学生と留学経験者とでは明らかに就職活動において重きを置くポイントが違います。

留学経験者の就職活動の軸
1. 海外にまた飛び出したい
2. 自分のやりたい仕事に就きたい
3. スピード感を持って仕事がしたい

企業の何を見てる? 国内学生と留学経験者の比較

国内学生のケース「安定」「大手」

ちょっと前の記事 (本当に『ワークライフバランス』だけが就活生の求めていることか?) において、今期の就職活動では「ワークライフバランス」、「クリーンな企業」というのがクローズアップされているとお伝えしました。 
さらに、【企業選択】“大手”から連想される項目が増加されました。「安定している会社」が2001年卒以降最も高い割合になり、「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社(38.4%、前年比1.8pt減)」は2001年卒以降1位が続いていましたが、最も低い割合となりました。

留学経験者のケース「安定よりもやりたい仕事」

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ディスコが海外の大学で学ぶ正規留学生や交換・派遣留学生を対象に行った2018年度『海外留学生のキャリア意識と就職活動状況』(2017年4月発行)によると、留学経験者が重視するポイントは「給料待遇がいい」「将来性がある」「仕事内容が魅力的」という結果になっています。国内学生の調査ではダントツの「安定している会社」という点は21.3%と低くなっています。また、海外の勤務希望理由として、「よりスキルアップできるから」という回答が59.2%にのぼりました。このことから留学経験者は「安定している会社」よりも、自分のやりたい仕事(職種)、仕事が自己成長につながることを会社選びの基準にしているといえます。

マイナビ国際派就活Expoでは企業選択に逆転現象が起きていた!?

私が去年の国際派就活EXPOで1番耳にした質問が「海外転勤はありますか?」でした。多くの留学経験者は、また海外に行きたい!と強く思っているからです。
就学経験者の企業選択については、一概に国内学生とは違いワークライフバランスを気にしていないというわけではありません。むしろ、ワークライフバランスを当たり前だと考えています。その理由は、海外留学中に、やる時はやる、遊ぶ時は目一杯遊ぶという文化に触れてきたからです。つまり、「やりがいのある仕事」を選ぶ理由は、働くときは熱意を持って仕事がしたいということです。また、仕事を人生、生活の1つとして捉え、プライベートと明確な線引きをすることなく、仕事は人生を豊かにするものだと考えているように感じます。
 そのような思考性を持つのは、留学に行くにあたって「なぜ留学に行くのか」「限られた留学期間の中で何を学びたいのか」を真剣に考えたからです。現地では必ずと言っていいほど壁にぶち当たり、それを飛び越えるなり、壊すなりして前に進もうと足掻くものです。そんな経験をした留学経験者は、自然と今後の目標、将来について考える習慣が身についているように感じます。>

国際派な学生たちが好む志望業界は? 志望職種は?

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ディスコの調査によると、文系では、1位商社(39.7%)、2位調査・コンサルタント(36.4%)、3位ホテル・旅行(17.7%)と英語を使う機会が多い職業が上位に入りました。
理系では、1位調査・コンサルタント(30.3%)、2位商社(28.3%)、3位情報・インターネットサービス(24.2%)という結果になりました。
志望職種について、文系では、企画・マーケティング職がダントツ。理系では、研究・開発・設計と企画・マーケティング職が並んでいます。

企業が挑戦していることを知りたい!将来のビジョンに留学帰国学生は惹きつけられる

同じくディスコの調査からわかるように、留学経験者はベンチャー思考が強いといえます。留学経験者がベンチャー企業に関心を持っている理由としては、「若いうちに実力を付けたい」(46.0%)、「企業として独自の強みがある」(43.3%)、「企画力・オリジナリティに優れている」42.5%)といった項目が上位になっています。

去年の国際派就活EXPOに参加してみて、企業担当者は将来のビジョンの説明に長い時間を費やし、学生も「今後の事業の成長はどうなるのか」をよく質問していました。留学生は、異文化の中かで生活する中で、自分とは違う国籍や、違う考え方に触れたことによって、より一層「自分らしい働き方がしたい」と感じているのではないでしょうか。留学経験者にとって、自分の将来のビジョンと企業のビジョンが同じ方向性を向いていることが何よりも大切です。

希望勤務地はどこがいい?

学生としては留学先だった北米、ヨーロッパに戻りたい!という思いが強いです。ただ、日本企業の場合、北米、ヨーロッパに出張や駐在をする機会より、アジアに行くことの方が断然に多いです。そこをどう説明するのか、学生が重要視している他のポイントとのバランスを図ることが重要です。

これだけは伝えたい

私が去年の国際派就活EXPOに参加して、1番感じたのは、留学経験者もいろんなタイプがいるということです。アメリカの大学の日本校の学生から、海外の一流大学で博士を取った学生まで様々です。前回もお伝えしたように、見るべきポイントは『留学エピソード』です。目標に対してどうアプローチ、リスクヘッッジをしたか、壁をどう乗り越えたかを聞くことで学生が持つバイタリティ、ストレス耐性、ポテンシャルが見えてきます。ただ、帰国したばかりで面接慣れをしていないということには留意していただきたいです。学生が話しやすい雰囲気づくり、質問を投げてもらえると、学生としては、その企業に対する好感度がアップします。

この記事を書いた人:サトリエ

サトリエ

東京から関西の大学に進んだ現役就活生のサトリエです。 1年間ヨーロッパ13カ国を1人旅するなど好奇心旺盛。趣味は裁判傍聴とサウナ。無類の珈琲好きです。新卒WATCHインターンを通して、人に伝わる文書の書き方を身につけたいです。