「大学訪問」ってどうやるの?流れとポイントを把握して新卒採用に活かそう

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新卒採用活動において、大学訪問を実施する企業が増えてきました。

大学訪問が増えている背景には、
・掲載社数増加により、就職サイトのみでの母集団形成が難しくなっていること
・ターゲット大学を設定することが一般化したこと

などが挙げられます。

費用もほとんどかからず、ターゲット学生とも出会いやすいのでぜひ実施したいですよね。

しかし、中小・ベンチャー企業にとって大学と関係構築するのは、決して簡単なことではありません。
大学側からすると、よく知らない企業よりも、長年付き合いのある企業や名の知れた企業を学生に紹介したくなるのは自然なことです。
まずはこちらから大学に企業紹介をした上で、息の長い関係構築をしていくことが必要となります。

そこで今回は、大学訪問の流れとポイントをまとめてみました!
  

そもそも新卒採用における「大学訪問」とは?

大学訪問とは、企業の人事採用担当者が大学の就職課やキャリアセンターに訪問し、自社の紹介や求人票設置等のお願いをすることです。

良好な関係が築ければ、学内合同企業説明会への参加、個別企業説明会の開催、学生の紹介などもできるようになります。
しかしながら、大学との関係構築には数年かかることも珍しくないので、「訪問した初年度から成果を!」というスタンスは相容れないかもしれません。

それでも、うまくいけば優先的に「学内合同企業説明会への参加案内」や「学生紹介」等を行ってもらえるようになります。定期的に!無料で!
多くの企業が足を運ぶのも頷けます。
 

大学訪問のベストな時期は?

「どの時期にいけば効果的ですか?」の答えは・・・残念ながらありません。
学内合説の出展企業を選定する秋などは狙い目かもしれませんが、一度訪問したくらいで出展はできないと思います。
 
逆にいえば思い立った時が訪問をはじめるときともいえます。電話などでアポイントを取って、まずは一度訪問しましょう。数年先には優先的に学内合同企業説明会の案内がくるような関係づくりが理想ですね。ポイントは足繁く通うことです。
 

参考:大学内の就活関連イベント例 (2017年卒向けスケジュール)

3年生 10月 就活ガイダンス
10~12月 就活対策(自己分析、ES、面接対策)
11~1月 業界研究セミナー
3月 学内合同企業説明会
4年生 4~5月 単独企業説明会

※各大学によりスケジュールは異なります。
  

大学訪問の流れ

1. <訪問前>アポイントをとる

どんな学生を採用したいかによって、ターゲット大学はもちろん、大学内のどこを訪れるかも変わります。

文系学生狙い、特に学部の定めがないなら「キャリアセンター」「就職指導課」宛でOK。
理系学生を採用するなら、先生(研究室)に直接アポイントをとることが効果的だと言われています。

周辺の大学も調べて同日にいくつかの大学を回ったり、大学内の別の研究室にも足を運べるようにするとよいでしょう。

 

2. <訪問時>会社紹介をして、求人票を提出する

初回訪問時には、自社のパンフレットや資料等を持参して会社紹介をします。
同業他社との違い、自社の特徴などを話し、安心して学生に紹介できる企業であることを大学側に理解してもらえるようにしましょう。

キャリアセンターに行ったのなら同時に求人票を渡します。FAXや郵送で送るだけの企業に比べて、直接手渡す方がより印象づけることができます。

※求人票は、大学によっては独自のフォーマットがある場合もあるので、アポをとる際に確認しておきましょう。

 

3. <訪問後>定期的な情報交換をしていく

ほとんどの場合、一回の訪問と電話だけで良好な関係は築けません。注力したい大学には定期的に訪問をしましょう。
「新しいニュースもないから訪問しても・・・」と二の足を踏んでいては何も進みません。「近くに行くので、情報交換だけでもさせてください」など、短くても直接会う機会をつくることが大事です。

訪問を重ねる中で、各大学の就職支援に対する考え方、スケジュール、キーマンを把握していきます。そして、今後学内合同企業説明会への参加単独企業説明会の開催業界研究セミナー等への協力などを通して、より学生との接点が持てるようにコミュニケーションをしていきましょう。
  

大学訪問のポイント

ポイント1:同一担当者が訪問を続けること

大学と企業の関係も、人と人との関係で成り立っています。1つの大学に対する担当者は、固定した方がより早く関係構築できるでしょう。
 

ポイント2:内定者がいる大学は外さないこと

内定者がいる大学は真っ先に連絡してみましょう。内定者と一緒に研究室に訪問してみるのも効果的です。
 

ポイント3:敷居の低いところから少しずつ

先生の中には、インターンシップ先の紹介であれば比較的寛容なスタンスの方もいらっしゃいます。担当者の志向を把握して少しずつ関係構築をしてみましょう。
  

大学に足を運んでみよう!

一朝一夕にはいかない大学との関係構築ですが、一度積み上げてしまえば採用上欠かせないルートになり得ます。

就職サイトやイベントなどで学生が来るのを待っているのではなく、学生のいるところに出向いていくことに挑戦してみてはいかがでしょうか。
 

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この記事を書いた人:篠原 広高(シノハラ ヒロタカ)

篠原 広高(シノハラ ヒロタカ)

就トモCafe店長。日本大学藝術学部非常勤講師。 大学卒業後、株式会社ネオキャリア入社。採用コンサルタントとして新卒採用を中心に延べ200社の採用支援に携わり独立。2012年5月就トモCafe店長就任。2年間で2万人の来店者を記録し、最近の学生の意識・動向に明るい。

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