18卒採用に向けて―面接質問を適切化するためのヒント

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こんにちは!インターンのマリナです。
いよいよ2018年卒の採用開始が近づいてきました。まずは母集団形成のための活動が主となりますが、その後に控える面接の準備は進んでいますか?

米国の採用ソフトウェア会社Betterteamによる記事 『101 Most Common interview Question with Pass or Fail Answers』では、採用面接でよく使われる101の質問例をまとめています。
今回はその中から、いくつかをピックアップしてご紹介します。面接での質問項目を定める際に、ぜひ参考にしてみてください。
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適切な質問を設けることが、採用の効率化を促す

採用プロセスの中でも重要な段階である面接においては、よい質問の用意が求められます。Betterteamによると、適切な質問は採用の効率化を促すばかりでなく、候補者からの会社に対する尊敬にもつながるといいます。

ここで言う「適切」とは、「この質問が回答に何を求めているのか」がはっきりしている、ということ。
そのためには、面接をする側・される側双方の視点から、それぞれの質問への理解を深める必要があります。

面接練習や対策本などで準備をする候補者にとっては、既に周知されていることかもしれません。
しかし、面接を得意とする人が少ないのは、人事担当者の側でも同じではないでしょうか。Betterteamはまた、質問内容についての知識は、よい組織の一員であるための武器になるとも述べています。

それでは早速、代表的な質問例をひとつひとつ見ていきましょう。

一般的な質問の目的は「情報収集」

ここでは、採用面接において最も代表的な、10の質問を取り上げます。
頻出の質問はすなわち、候補者が容易に予想できる質問。準備不足を示す中身のない回答や典型的な回答は、まずふるいにかけられます。
したがって、ここで挙げるような質問の目的は、それぞれの問いかけが求める情報のやりとりとなります。

質問の後には、記事が示している「よい回答」の要約を記しました。内容としては候補者に向けたものですが、受け取るべき情報を知るヒントになると思います。

最もよく使われる質問トップ10

1.“あなたの長所は何ですか?”

よい回答:量より質が肝心。自らの長所を具体的かつ簡潔に挙げ、それらが仕事においてどのように役立つかを示すことで、面接官に関心を持ってもらう。

2.“あなたの短所はなんですか?”

よい回答:実際に自分が抱えており、今現在改善に努めている短所を述べる。例えば、公の場で話をすることが苦手だが、克服のための講習を受けている、といったように。向上心や自己理解、自己修養を示すことができる。

3.“我が社に興味を持った理由を教えてください。”

よい回答:その会社について充分なリサーチを行なってきていること、そこで得たい特定の仕事内容を示す。具体的に述べることで、熱意や基本スキルだけでなく、社風に合っているかどうかを判断する手掛かりを面接官に与えることができる。

4.“5年後/10年後に、あなたはどうなっていたいですか?”

よい回答:あらかじめよく考えてきた上で、計画性を持った答えを述べる。更に、キャリアプランとその会社での仕事が直線上にあれば、その人材は長期的な投資になるといえる。

5.“なぜ現在の会社を辞めようと思ったのですか?”

よい回答:前職の非難をするのではなく、入社したい会社の魅力に焦点をおく。この会社での仕事がより自分のためになる、長期的な目標に近付けるといった内容が望ましい。

6.“他の人にはない、あなたが我が社に提供できることは何ですか?”

よい回答:求められている知識やスキルを理解した上で、他の候補者が持っていない、もしくはその会社で不足しているような能力を具体的に提示する。他者を貶めるような態度は取ってはいけない。

7.“我が社について知っていることを教えてください。”

よい回答:その会社が何をしているのか、最近の重要な出来事、社風など、下調べを充分にしてきたことが伝わる内容を述べる。本気度や熱意を示すことができる。

8.“希望する給与額はいくらですか?”

よい回答:その人材市場におけるレートの範囲内にあり、かつスキルの習熟度にふさましい金額を提示する。

9.“あなた自身について教えてください。”

よい回答:この質問に対する回答は、面接官が応募者のパーソナリティを見極めるための情報となる。前向きで、かつ仕事との関連性を逸脱しない内容を示すこと。

10.“なぜこの仕事を希望したのですか?”

よい回答:その会社で働きたい・その仕事に就きたいという熱意を表すもの。また、求められている人物像や能力に、自分が該当していることが伝わる回答。

質問と手法の選び方は、求める人物像によって決まる

前項では一般的な質問を見てきましたが、採用面接においては他にもさまざまな種類の質問や手法が使われています。
Betterteamが挙げている101の質問の残り91は、以下の種類に分けられています。

・頭の体操問題(Brainteater Question)
・EQ(心の知能指数)をはかる質問
・経験と実績を確かめる質問
・行動面接手法による質問(過去の経験を訪ねるもの/未来の状況を想定したもの)
・コミュニケーション能力をはかる質問
・ストレス耐性をはかる質問

それぞれに目的と適した手法があり、どの質問を使うかは、業界や企業の求める人物像によって異なります。

例えば、Google社が採用していることでも有名な行動面接は、ある状況において候補者が「過去にとった行動」もしくは「とるであろう行動」を尋ねるものです。
具体的には、以下のような質問がなされます。

“あなたがこれまで監督した長期プロジェクトについて教えてください。プロジェクトをまとめ上げ、予定通りに進めるために何をしましたか?”

“もし、あなたの提案したアイディアや施策がチームに拒否されたとしたら、あなたはどのように対応しますか?”

こうした質問は、候補者の行動や思考の特性を知り、更に入社後のふるまいの予測を可能とします。

行動面接のためにできる準備のひとつは、企業が採用において求めている人物の特性を把握することです。それによって、候補者はより具体的な答えを示すことができ、面接官は不適切な質問を避けることができます。
ここでも、はじめに述べた「質問の理解」の必要性が伺えますね。

まとめー面接をコミュニケーションの場とするために

今回ご紹介した10の質問は、誰もが思い浮かべる代表的なもの。実際にみなさんが採用面接で使っている質問もあったのではないでしょうか?

ひとつひとつの質問に着目していて、「面接はコミュニケーションである」ということを改めて感じました。

私自身も就活生として、面接に頭を悩ませてきたひとりです。
上手い答えを意識しすぎて萎縮したり、用意してきた答えに終始したりと、一方通行のコミュニケーションをしてしまった経験があります。

面接官の立場としては、問いかけの目的や判断基準があいまいになることが考えられます。特に使い慣れた質問であるほど、見直すきっかけを逃しがちではないかと思います。

双方向のコミュニケーションを成立させるためのカギが、質問の理解だと言えるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人:マリナ

マリナ

都内大学で政治学を専攻しながら、新卒WATCHインターンに参加。 よい情報を選ぶ目と、わかりやすくお伝えする力を養えるよう、日々勉強中です。美味しいものが好きな万年ダイエッター。