【イベントレポート】超・超・超早期化!23年卒採用の企業と学生の動向予測と攻略法をお伝えします。
こんにちは!ネオサロ運営部です!
2021年2月10日、一足はやく23年卒採用のセミナーを開催しました。
年々インターンシップが活発化し、企業・学生の活動は早期化しています。
過去数年間の傾向と、22年卒学生の動きを踏まえて、
・23年卒採用を成功させるためには何が必要なのか?何が重要となるのか?
・22年卒採用からみえる学生活動状況に、どのように対応すべきなのか?
といったテーマでお話させて頂きました!
採用スケジュールの変化は何をもたらしたのか?
- 変わり続ける新卒採用スケジュール
この10年間で新卒採用スケジュールは4回変わってきました。
~2012年卒採用 | 10月広報解禁/4月選考解禁 |
2013年~2015年卒採用 | 12月広報解禁/4月選考解禁 |
2016年卒採用 | 3月広報解禁/8月選考解禁 |
2017年~2022年卒採用 | 3月広報解禁/6月選考解禁 |
特に大きな変化だったのが、2016年卒の3月広報解禁。
就職サイトによるエントリー開始が12月から3月に後ろ倒しになったことにより、少しでも多くの学生と接触を持とうと、一部の企業が”インターンシップ”に注目をしました。
- スケジュールの変化は何をもたらしたのか?
徐々に学生にもインターンシップが浸透し、以来学生のインターンシップ参加率・参加社数は右肩上がりを続け、21年卒の学生のおいては、85%もの学生がインターンシップに参加をしています。多くの学生にとって、”インターンシップに参加する”ことはもはや当たり前になっている状況です。
インターンシップの参加が当たり前になったことにより、学生の活動にどんな変化が起こったのでしょうか?
このグラフは、学生のインターンシップの参加率と、3月以降本サイトのエントリー数を比較したグラフですが、学生のインターンシップ参加率が上昇するにつれて、3月以降のエントリー数は右肩下がりで減り続けていることがわかります。
つまり、学生の活動の中心が3月以降から、”インターンシップ期間中心”に変化していると言えます。3月以降に企業を探すのではなく、”インターンシップ期間に企業を探す”という動き方に変わりました。
この変化によって多くの学生は、インターンシップ参加企業の採用選考を受験するようになり、21年卒の学生に至ってはおよそ9割の学生がインターンシップ参加企業の採用選考を受験しており、”インターンシップ参加→採用選考受験”という流れになっています。
これにより多くの学生がインターンシップ参加企業から内定をもらうことが増え、21年卒の学生のおいては「半数近くの学生がインターンシップ参加企業から内定をもらっている」状況になりました。
- 企業にとってインターンシップの効果は?
学生の動きがインターンシップ中心となったため、インターンシップを実施する企業も増えました。
実際にインターンシップを実施している企業としていない企業では、およそ2倍近く採用充足率に差があり、インターンシップを実施している企業の方が”採用がうまくいく可能性が高い”ということがわかりました。
22年卒学生の動きは?
- 過去最高の応募社数・参加社数
そういった状況の中で、22年卒学生はどのような動きをしているのでしょうか?
上のグラフは過去数年間のインターンシップ応募社数・参加社数の推移ですが、過去最高の応募社数・参加社数となっており、かなり活発にインターンシップに参加をしていることがわかります。
非常に活発に活動をしているため、就職活動の開始時期も早期化し、なんと4月~8月の期間に就職活動を開始したと回答している学生が70%を超えており、昨年にも増して活動は早期化していることがわかります。
- インターンシップ参加目的は”選考を有利にするため?”
22年卒学生の大きな特徴としては、インターンシップに応募する目的が「インターンシップ参加企業の選考を有利にするため」「選考試験の練習・経験のため」という目的でインターンシップに応募している点です。
22年卒の学生はインターンシップの先に”選考を見据えている”ということがわかります。
23年卒採用を成功させる3つのポイント
- 採用成功の考え方は魚釣り?
ここまでスケジュールの変化がもたらした影響、22年卒学生の動きをお伝えしましたが、23年卒採用を成功させるためにはどういった考え方が大切なのでしょうか?
採用を成功させるためには「魚釣り」の考え方が重要です。これは例え話になりますが、釣りたい魚によって、生息地も異なれば旬な時期も異なります。もちろん釣り方も魚によって変わってきます。
これは採用活動も同じで、釣りたい魚(ターゲット学生)によって、生息地(利用するツール)や旬(活動時期)も異なってきます。もちろん釣り方(マスなのか、一本釣りなのか)も変わってきます。
つまり、釣りたい魚(学生)にあわせて、手段(採用手法)を変えていく必要があるということです。
- 採用成功の3つのポイント
採用成功をさせるために重要な3つのポイントは「手段・時期・コスト」の3つになります。
手段:集客方法や採用施策など
時期:いつの時期から採用活動を行うのか
コスト:採用予算や人員、どの時期にパワーをかけるのか
ここまでインターンシップの重要性をお伝えしてきたので、時期やコストに関してはイメージが湧いているかと思いますので、具体的にどんな手段を用いて、23年卒学生を集客したらいいのかをお伝えします。
- 学生が就職活動で利用するツールは多岐に渡っている
この表は16年卒学生と21年卒学生の就職活動で利用したツールの比較になります。
16年卒学生は黄色の就職サイトを中心に利用していますが、21年卒学生では就職サイトの利用率は下がり、青色の口コミサイトや緑色のスカウトツールの利用が増えていることがわかります。
就職サイトは引き続き高い利用率ではありますが、口コミサイトやスカウトツールなど、複数のツールを利用しているため、ターゲット学生にあわせて「複数の手法を組み合わせて利用する」ことが非常に重要になります。
- 採用手法マトリクス
複数の手法を用いるにあたって、どのような手段が適しているのでしょうか。
今回は目的別に適している手法をマトリクスにまとめてみました。
目的 | 手法 | |
左上 | ターゲットに広くアプローチしたい | ・WEBプロモーション ・ターゲット特化型媒体 |
右上 | 少ない人数でも確実にターゲットに アプローチしたい |
・セグメント型マッチングイベント ・ダイレクトリクルーティング |
右下 | とにかく多くの学生にアプローチしたい | ・合同企業説明会 ・非セグメント型マッチングイベント |
ターゲットに広くアプローチしたい企業様は、「WEBプロモーション」や「ターゲット特化型媒体」の利用をオススメします。特にWEBプロモーションは、広くターゲットにリーチすることができ、就職サイトではリーチができない層にアプローチすることが可能です。
少ない人数でも確実にターゲットにアプローチしたい企業様は、「セグメント型マッチングイベント」や「ダイレクトリクルーティング」の利用をオススメします。ダイレクトリクルーティングは最近利用される企業様も増え、成果報酬型なため費用対効果も非常に高く、併用される企業様が増えてきています。
とにかく多くの学生にアプローチしたい企業様は、「合同企業説明会」や「非セグメント型マッチングイベント」の利用をオススメします。最近ではオンラインが主流となり、地方の学生にも容易にアプローチすることが可能となり、これまでアプローチできなかった地域の学生にも広くアプローチすることが可能になります。
就職サイトを中心とし、目的に合わせて様々な手法を組み合わせて利用していきましょう。
編集後記
現在の採用市場は、企業・学生ともにインターンシップが中心となっており、「インターンシップの実施が鍵を握る!」状況です。
ぜひこの機会に、
- インターンシップを実施されている企業様はターゲットに合わせて複数の手法を組み合わせる
- インターンシップを実施されていない企業様はインターンシップに挑戦してみる
といいのではないかと思います。23年卒インターンシップを実施する上での参考になれば幸いです。
23年卒インターンシップを実施するにあたって、
- もっと魅力的なインターンシップを実施したい!
- インターンシップって何から手を付けていいかわからない…
- そもそもの採用戦略を全体的に見直したい!
など採用戦略設計やインターンシップコンテンツの作成など幅広いお悩みがあるかと思います。
もしそのようなお悩みがあれば、ぜひお問い合わせください。