秋採用で出会えるのはどんな学生?

こんにちは!新卒WATCHインターンのマリナです。
夏前にはひとつのヤマ場を終える18卒採用。内定率は、6月初旬ですでに6割を越えました。

採用を継続する企業は、夏以降の採用活動に向けてノンストップで移行する必要が生じます。みなさんの中にも、すでに着手されている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、後半戦のターゲットとなる学生に焦点を当てたシリーズ記事をお届けします。
まず「後半学生」の属性・事情を大きく分けると以下の4つがあるようです。

◎延長戦組
◎体育会系・理系学生
◎公務員志望からの移行組
◎海外への留学生


彼らはそれぞれ、どんな動機で就職活動を行い、どこで採用情報を得て動いているのでしょうか?

前倒しでも長期戦が予想される18卒採用

さて、個別のケースに踏み込む前に、夏前までの就活市場の状況を、各調査結果をもとに整理したいと思います。

進む早期化、インターンが就活のスタートに

経団連の求めるスケジュールでは、3月1日が広報、6月1日が選考の解禁日となっています。しかし実際には短期決戦に備え、企業側も学生も前倒しで活動を進めてきました。

HR総研の調査によると、採用計画の段階で、経団連ルールどおりの予定を組んだ企業は少数派。約2/3が、面接開始をゴールデンウィーク前、内定出しを5月中に定めていました。

これを受けて学生の動き出しもこれまでより早くなっており、3月までに選考を受けた人も少なくありません。
早めの選考を受ける企業としては、インターンシップの参加先が目立ちます。DISCOの学生向け調査では、3月中の内定獲得先のうち、57.3%がインターン参加企業でした。

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同社が1月に行った調査では、インターンに参加したことがある学生が81.3%にも上っています。「インターンから始まる就活」は主流化しつつあるようです。

こうした背景から今年の学生は、早いうちに志望業界や企業を絞り込んで動く傾向にあります。

学生優位で内定承諾への「迷い」が生じている

下のグラフは、マイナビが発表した6月15日時点の内定状況です。
全体で67.7%と、前年を上回るペースで内定出しが進んでいることがわかります。

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一方アイデムの調査では、内定所持者を含めた過半数の学生が、今後も就活を続ける意向を示しました。
この層は従来、内定をひとつも持っていない学生や、第一志望の選考に漏れた学生がメインでした。

しかし今年は、「内定はあるが入社先を決めきれない」学生もここに加わると見られています。
複数内定も多い18卒学生では、内定を得てからじっくり考え、選ぶ方法が取られているためです。

今後の動向は、内定取得率自体よりも、辞退率や活動の終了率に左右されると考えられます。

後半戦の対象となるのはどんな学生?

夏以降の採用に臨む学生は、2つの層に大きく分けることができます。

第一志望に落ちた・内定を辞退したなどの理由で活動を続ける「延長戦組」。そして、さまざまな事情でこれから就活本番を迎える学生です。

まずは、延長戦組にスポットを当ててみましょう。

延長戦組へはオープンな情報と印象でアピール!

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春あるいは冬頃から就活を始めていた学生は、継続に当たり一旦仕切りなおしを図ります。

選考対策のブラッシュアップと共に、企業選びも視野を広げて行います。業界や業種を変えたり、中小やベンチャーに目を向けやすいのもこのタイミングです。

延長戦に移る18卒学生がどれほどいるかは、今のところ様子見の状態です。
ただ、圧倒的な内定率の裏では、売り手市場を受けて有名企業にチャレンジしたり、スピードの速い選考活動の中で進路に確信が持てないというケースも想定されます。

学生に「見られている」という意識

今年はいままでよりも、選考の場数を踏んできた学生が多いと考えられます。これはすなわち、比較対象の企業や、持っている情報の量が増えるということです。
面接での試験官のようすや社内の雰囲気、業務のより細かな内容など、一見ささいな点が学生の意思を動かすかもしれません。

また、18卒学生の全体的な傾向として、「安定性志向」「ワークライフバランスへの関心」があります。
もし上記の点が競合より優れているならば、自社の大きな魅力となるでしょう。ただ、内容以前に、まずは実態をきちんと伝えることが大切です。制度や働き方の情報が不十分なだけで、ブラック企業と判断されるおそれがあります。

いかにして納得をもたらすか

延長戦組を獲得するためのキーワードは、「納得感」ではないかと、私は考えています。
売り手市場では、納得した上で入社したいというこだわりが持続されやすいと思うためです。

納得感は、ブランドネームや待遇の良さではなく、情報量と印象によって培われます。
・どんな人たちと一緒に働くのか
・日々の時間やお金をどう使うことになるか
・ファーストキャリアをどう歩んでいくか
こうした情報をもとに、「その企業で働く自分」のイメージが明確になるほど、納得感も大きくなると思います。

後半戦では企業にも焦りが生じますが、派手なインパクトよりも、学生に実直に向き合う姿勢が、むしろ効果的なのではないでしょうか。

後半戦に本番を迎える学生もいる!

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夏以降を延長戦とする学生の一方で、さまざまな事情から、これから就活本番を迎える層も存在します。
春の採用スケジュールには合わせにくいと言われているのが、次のような学生です。

◎体育会系・理系学生
時間の制約が大きい、体育会系・理系の学生。多くは前倒しに合わせて早めに動いていますが、部活動や研究などの都合によっては、後半戦に本腰を入れることも考えられます。

◎公務員志望からの移行組
6月・7月は、公務員の合否発表の時期でもあります。今年の民間採用スケジュールはとくに、公務員試験と並行するのが難しいと言われています。

◎海外への留学生
海外留学中の学生は、留学期間や滞在国・学校により、日本で活動できる時期が異なります。就活の仕方にもさまざまな選択肢がありますが、そのうちのひとつが夏以降の採用です。

選考を受けた経験こそ少ないものの、優秀層がいる可能性が高いのが、このカテゴリではないかと思います。
次回以降の記事では、それぞれの事情や対策を詳しくご紹介します。

この記事を書いた人:マリナ

マリナ

都内大学で政治学を専攻しながら、新卒WATCHインターンに参加。 よい情報を選ぶ目と、わかりやすくお伝えする力を養えるよう、日々勉強中です。美味しいものが好きな万年ダイエッター。