夏から就活本番!!多忙な理系・体育会系学生が採用に求めるもの

こんにちは!インターンのマリナです。

前回の記事では、夏以降も就活を続ける「延長戦組」について述べました。ここからは、夏から本番を迎える学生を取り上げます。

さまざまな事情で、前倒しの採用スケジュールに合わせることが難しい学生。計画的に活動したり、専用の支援サービスを利用したりと、工夫して就活を進めています。
とくに理系学生などには専門性を望めることから、ターゲットにしたい企業も多いのではないでしょうか。
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夏からの動き出しを狙える学生として、記事では以下4つの層に注目しました。
・理系学生
・体育会系学生
・留学生組
・公務員からの移行組
それぞれの傾向や、効果的なアプローチを探ってゆきます。

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理系学生:研究を尊重した採用活動を

理系学生の事情

大学生活後半の忙しさ

学年が上がるごとに忙しくなる理系学生。3年後期の学年末考査を終えると研究室に所属し、4年生の春からは卒業研究も始まります。

だからこそ、早めに就活をすませて、8月頃から研究に専念するという形が主流です。今年6月1日時点でも、理系学生の内定率は文系学生より約10%高くなっています(マイナビ調べ)。
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とはいえ、所属の研究室や卒研テーマによっては、なかなか自由に動けない学生も。

学校推薦の存在

理系学生の就活には、推薦応募と自由応募の2種類があります。
自由応募は、他の学生と同じように行う一般的な就活を指します。

推薦応募とは、企業から特定の大学に求人枠が出され、大学や教授の推薦をもって選考を受ける就活のことです。
求人票の公開が早く、選考フローも少なくて済むことがメリット。また、OBOGからのフォローや、専門性に沿った配属など、マッチングも考慮されています。

ただ大体の場合、推薦応募で挑戦できるのは1社のみであり、内定が出たら必ずその企業に就職しなければなりません。

近年の学生は自由応募が主体。17卒でも、自由応募のみ、もしくは推薦と組み合わせての活動がほとんどでした。(キャリタス就活2017モニター調査より)
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理系学生にリーチするには?

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インターンの普及で、より幅広い職業に関心

近年活況を呈するインターンシップは、理系学生の選択肢を広げています。
シーズン外や短期での開催も増えたことで、参加のハードルが下がりました。
ふだん研究分野にどっぷり浸かっているからこそ、インターンではあえて新しい分野を体験するという機会にもなっているようです。

関心を持った学生を掴むためには、企業側の柔軟性が求められます。
研究が忙しいときは休めるなど、学業に専念できるような配慮が、学業を理由にした離脱を防ぐことになるのではないかと思います。

研究室・教授への接触が近道!

大学で得た知識や技術を活かしたいと考える学生にとっては、配属先も大きな関心ごとです。
推薦応募では、マッチング面談や部署ごとに挑戦できるなど、学生の希望を聞きながら進める選考が行われています。この方法は、一般の採用でも取り入れられそうです。
説明会でも「専門性をどう活かし、伸ばすことができるか」を重視した、理系学生向けのアピールが必要ではないかと思います。

もうひとつオススメしたい策が、研究室や教授経由で、学生へ個別にリーチする方法です。
理系ではキャリアセンターとは別に、就職担当の教授がいる大学があります。
また、教授個人を通じたいわゆる縁故採用では、就活にかける時間が比較的短くなります。「学生は研究に集中すべき」と考える教授からも、協力を得られやすいのではないでしょうか。

研究室や教授の一覧は、大学HPなどからチェックできます。ターゲット学生が定まっているならば、有効な近道となるかもしれません。

体育会系学生:キーワードは「人とのつながり」

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体育会系学生の事情

体育会出身は就活に強い?

体育会系の部活・クラブに所属する学生は、昔から就活に有利と言われてきました。
実際に学生側からも、コミュニケーションや忍耐など、「部活動で培った能力が役立った」と振り返る声が聞かれます。

大手志望が多く、DISCOの調査では「大企業・有名企業」「給与の高さ」で企業を選ぶ割合が、一般学生より10%以上高くなりました。
「若手が活躍できる」も上位であり、早いうちからどんどん力を発揮したいと考える傾向にあります。

働くことに対する熱意を含め、体育会系学生の「強さ」はイメージに違わないと言えそうです。

効率とスケジュール調整がネック

年間を通して練習や大会で予定が埋まる体育会系。採用スケジュールとは、春の大会や夏合宿、秋の大会に向けた練習がかぶります。

そのため理系学生と同様、就活を早めに終えて部活動に戻る形がメイン。
春以降にいかに効率よく動けるかが、両立するポイントです。比較的時間の作りやすい12月〜2月に、自己PRや企業研究などを進めておきます。

ただ、大会で勝ち進めるか、最終選考まで残れるかはその時にならないと分かりません。
また前出の調査では、前倒しによって部活動に専念できなくなったという回答が35.3%ありました。
春は部活動を優先したという学生や、就活に満足がいかず続ける学生が、後半戦の対象となりそうです。

OB・OG訪問率が圧倒的!

タテヨコの人間関係が強い体育会系学生は、就活でも人のつながりを活かしています。

一般学生と比べてそれが特に現れているのが、OB・OG訪問の実施率。一般学生の26.0%に対し、体育会系学生は2倍以上の64.0%となっています。訪問人数も平均5.2人と多く、10人以上訪ねたという学生も3割を超えています。(DISCO調べ)

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また、部活動を通して同期との交流ができるのも、体育会系のメリットです。就活生同士、学校を越えて情報交換を行っています。

体育会系にリーチするには?

「人」で攻める方法がテッパン!

人間関係の結びつきが濃い体育会系学生には、やはり個人から個人へのアプローチが一番効くと思います。
社内に体育会系出身の社員がいれば、ぜひパイプ役になってもらいましょう。

今はひとりもいないという企業でも、部活内での企業説明会を開いたり、体育会系向けのナビサイトに目を向けるなどの方法があります。
つながりを作っておく、ということ自体が、後々まで役立つPRになるのではないでしょうか。

交通費や場所にも配慮を

体育会系学生は、大学内で開催される説明会への参加率が高いことも特徴です。
部活動の合間に出席しやすいという時間の都合に加えて、交通費がかからないことも理由となっています。

遠征が多い・練習場が遠いなど、移動に使うお金や時間がもともと大きいため、就活で更に負担をかけたくないという思いがあるようです。
大学の近くで説明会を開く、会社まで出向いてもらう回数を減らすといった配慮が、学生の助けになるはずです。

大手志向の強い体育会系ですが、若手の抜擢や活躍の機会は、成長中の企業こそ備えている性質とも言えます。中小・ベンチャーでも、獲得のチャンスは大いにあると思います。

理系・体育会系には個人へのリーチが効果的

理系・体育会系の学生にとって、就活との両立が大変であることは、すでに承知の事情です。だからこそ早めに行動し、効率よく進めていこうとします。
夏以降に出会える学生も、基本は同じ意向と考えられます。

交通費や時間の都合に気を配りつつ、できるだけ個別でのアプローチをしていくことがベターだと思います。

次回は、公務員志望から民間への移行組、留学からの帰国組を取り上げます。

この記事を書いた人:マリナ

マリナ

都内大学で政治学を専攻しながら、新卒WATCHインターンに参加。 よい情報を選ぶ目と、わかりやすくお伝えする力を養えるよう、日々勉強中です。美味しいものが好きな万年ダイエッター。