今年は失敗しない!学生の声から見る内定者研修成功のポイント

こんにちは!
新卒WATCH編集部インターン、関西在住の大学4年のサトリエです。
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売り手市場であることから、内定者研修の重要性が高まっていますね。やり過ぎも、やらなさ過ぎも良くない。その匙加減が難しい! 学生に配慮した研修内容のはずが学生にとっては期待外れだったという結果も…

内定後のフォローアップの3大目的

広報開始から選考までの期間が短く、内定出しが早期化したことによって、内定後のフォローアップはかかせないものとなっています。

1.企業理解の促進
2.志望意欲をキープ/内定者辞退の削減
3.入社前学習サポート

学生が内定者フォローに期待するもの

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マイナビのモニター調査によると、2017年卒の学生の8割超が内々定者向けのフォローや研修を希望しています。その理由は「内々定者同士の人間関係を深めたい」が最も多く71.9%。「先輩社員や人事担当者との人間関係を深めたい」(55.7%)や「入社予定先の職場の雰囲気を知りたい」(53.9%)が続きます。「選んだ会社が正しかったか見極めたい」(18.4%)や「本当に入社できるか不安」(15.5%)は少数派。

企業の取り組み

ありのままの会社を見せる。社内見学や先輩社員など、優秀な人材をピックアップせず、ランダムで参加してもらっている。 <自動車・輸送用機器>
・メールよりも電話で話をするように心掛けている。 <電子・電機>
・業界紙に当社の記事が掲載された場合、本人へ郵送している。入社前準備特集等の新聞記事も、本人へ郵送している。 <鉄鋼・非鉄・金属製品>
今期は初めて親御さん宛に内定式の写真をお送りした。 <建設・住宅・不動産>
・内定者および人事担当者で LINE のグループトークを設け、自由に話ができる環境をとっている。<専門商社>
・自社工場の見学ツアーを取り入れている。内定者が一緒に移動することで連帯意識を持たせるように工夫している。 <精密機器・医療用機器>
・新聞や書籍を読ませ、感想文やテストを実施することで、社会人に必要な文章力や洞察力を養う、など。<専門商社>
週に 1 回のモチベーションメールを実施して、入社までに社会人としての考え方や人生においての成功法則をお伝えしています。 <電子・電機>
お知らせ等は保護者の方の目につくようになるべくハガキで送付します。 <建設・住宅・不動産>
(出典: DISCO『調査データで見る「内定者フォロー」2017 』 2017 年5月発行)

仕事は楽しいことばかりでなく、入社前の学生にどこまで業務について伝えていいのか迷われるかと思います。学生側からすると、しっかりと大変な部分も聞きたいと思っています。仕事の苦労を聞いたからといって、それがマイナスなイメージに直結する訳ではありません。そこに適切なフォロー制度があれば、それは好感度を上げます。一番まずいのは「社員は本音を言っていない、何か隠している」と感じてしまうことです。

内定者の満足度

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DISCOの調査によると、入社意欲の向上に最も繋がったフォローは「社員との懇親会」(62.4%)で、2 位が「内定式」(58.5%)。一方、入社意欲向上への寄与度が 3 位の「社内や施設などの見学会」は、実際に経験した学生は 2 割あまりにとどまっています。(26.3%)。

最近は懇親会のあとに内定者のグループLINEができ、のちに集まりが催されることがあります。学生はどういう人が同期になるのかを気にしているといえます。この辺は、企業側には見えにくい部分であり、注意喚起をする会社もあるそうです。

入社意欲が高まったエピソード、シチュエーション

・内定式で社長が話をしてくれた際、入社意欲が高まりました。 <文系男子>
内定式で社員の方になんでも質問できる時間があり、配属や内部事情なども質問できて安心できた時。また、内定者同士が仲良くなるためのアイスブレイクの時間があり、打ち解けることができた時。 <文系女子>
・配属先の社員懇談会に呼ばれ、自身の内定理由と今後したいことができるのかを聞く機会があったことで、入社意欲がわいた。 <理系男子>
・入社 1~2 年目の社員と飲んだ時に、楽しそうに仕事のことをしゃべっている姿を見て入社意欲が高まった。 <文系男子>
業務時間中の社内の様子を隅々まで見学させてもらった。また、内定承諾時、内定承諾後にも悩みや不安がないか何回も聞いてもらった。 <文系女子>
・社内における優秀社員への表彰式があったのですが、それに参加させていただき、その際の規模感と熱狂度にモチベーションが上がりました。 <文系男子>
・内定先企業が出展するイベントがあり、「予定が空いている人がいれば来てください」というメールが来たので内定者で集まって見学に行ったら、ブースにいた社員の方がすごく喜んでくれたこと。 <文系男子>
・社内報を受け取ったことで、社員の一員として考えてもらえていると感じることができた。 <理系男子>
・課題が配布されたこと。教育がしっかりしていると思った。 <理系女子>

学生にとって、社員の方に不安や疑問をきけるというオープンな環境が入社意志を高めているといえます。まさに、企業の取り組みで紹介した「ありのままの会社を見せる」姿勢が大切なのではないでしょうか。

課題や研修の取り組み

まず、形式として最も多いのは「通信教育(e-Learning 含む)」で 43.7%。企業にとって時間やコストの面でメリットが大きい点が魅力であり、導入しやすいことが背景にあります。学生側も「卒論で忙しい時期に本社へ出向くのは負担だった」といった声もあり、自分の都合に合わせて取り組めるスタイルは一定の支持を得ているようです。 2~4 位はポイントが近く、「近況報告などレポートの提出」(25.3%)、「集合型の入社前研修」(24.7%)、「課題図書、新聞の定期購読」(24.0%)の順。 「あてはまるものはない」つまり、課題を課されなかった学生は 2 割あまりで(23.1%)、残りの 8割近くは何らかの課題・研修を受けていました。

学習内容については、実際に受けたもののうち「よかったと思うもの」は「資格取得・業界特有の専門知識」で、受けた人のうち約 8 割(78.4%)が受けてよかったと答えました。内定先の業界や職種によって、簿記、宅建、プログラミング言語など多岐にわたりますが、比較的時間のある入社前に取り組めたことを前向きに捉える学生が多いといえます。

学習内容にマイナスな意見も…

負担に感じた理由としては、課題のレベルや分量に対する意見のほか、スケジュール調整に関する不満も見られ、「せめて早めに予定を教えてほしい」「卒論が佳境となる時期はやめてほしい」といった声も!

満足度を下げてしまうケースも…

内定者の囲い込みのようで不審に思う部分があった。 <理系女子>
内定者の横のつながりのネットワークを構築する機会が少し足りないように思えたので、内定者が互いに連絡できるように内定者のグループを作ってもらいたいと思った。 <理系男子>
・12 月から 1 月は卒業論文で忙しい時期なので、課題があればなるべく早く内定者に提示していただきたいです。締め切り 1 週間前に提示されたのはさすがに困りました…。 <文系女子>
・資格をとるように言われたが、学業との両立をしなければならないので、どんなことでも早いうちに連絡をして欲しいと感じた。 <理系女子>
内定受諾から内定式まで間隔が空いていたので、もう少し研修を詰めてもらえるとモチベーションを保つことができた。 <文系女子>

内定者は身分が保証がされていない分、スケジュールについて不安を感じます。人事からの懇親会、内定式の案内メールは1か月前〜2週間ぐらいが多く、戸惑う場面もしばしば。例えば、入社までの大まかなスケジュールを事前に教えてもらえると、卒業旅行の予定も立てやすく、安心です。

接触頻度

最も多かったのは「1カ月に 1 回程度(毎月)」で約 4 割が回答(40.5%)。次いで「2 カ月に 1 回程度(隔月)」25.8%、「3 カ月に 1 回程度」18.2%の順。これに対する学生の意見は、「ちょうどよい(適切な頻度)」という回答が 7 割を超えており(77.3%)、「多い」6.3%、「少ない」16.3%という結果でした。

学生のリアルなエピソード

ネットを見ていると、アンケート調査ではでてきにくいリアルな意見がありました。学生は、他の内定者の雰囲気、社風、社員との距離感をとても気にするようです。

・ ウェイウェイ系の人しかいなくて自分とは合わないと思った。
・ 集合写真撮るときに、みんなで会社のポーズしたのはドン引き…
・泊まり込みの研修会は体育会みたいで怖い。
・懇親会でのカラオケは、リラックスするどころか緊張する。

まとめ

内定後、学生の1番の関心ごとは「内々定者同士の人間関係」で、横の繋がりのネットワークを構築する機会があるかです。また、学生は入社までのスケージュールに不安を感じていることが多く、入社前学習サポートに意欲的な反面、学業との両立を懸念しています。内定者研修において、余裕をもったスケジュールで内定者サポートをすること、スケジュールを事前に告知しておくことで、学生の抱える不安の解消になるのではないでしょうか。

この記事を書いた人:サトリエ

サトリエ

東京から関西の大学に進んだ現役就活生のサトリエです。 1年間ヨーロッパ13カ国を1人旅するなど好奇心旺盛。趣味は裁判傍聴とサウナ。無類の珈琲好きです。新卒WATCHインターンを通して、人に伝わる文書の書き方を身につけたいです。