学生を本気にさせる「宿泊型インターンシップ」とは?メリット・デメリット・事例を調べてみた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは!インターンのまりんです。

いよいよ8月。8月といえばセミの鳴き声、灼熱の太陽、夏休み……そしてインターンシップですよね!

私が初めて大手ナビサイトを使ってインターンシップに応募したのは大学3年生の6月。
惹かれたのは、2泊3日の宿泊型インターンシップでした。

企業名も知らない、業界のこともよくわからない。ただ「インターンシップなのに宿泊ができるなんて面白そう」と思い、即応募。

あれから2年が経ち、宿泊型インターンシップを実施する企業もだんだんと増えてきました。そこで今回は、最新版の宿泊型インターンシップについて、実態を調べてみました!
メリット・デメリット・事例もお伝えするので、人事の方はぜひ参考にしてみてください。

宿泊型インターンシップの現状

実施企業数

「宿泊型なんてほとんどの企業がやってないでしょ?」
そう思いつつ実施企業数を検索するも、一向にデータが出てこない……。

そこで、2018卒向けのインターンシップサイトでローラー作戦を開始!
5000社を超えるインターンシップ情報から、宿泊型インターンシップの数をチェックしました。(数え漏れあったらごめんなさい。)

1つ1つ丹念に調べた結果、「多くても100社くらいかな」という私の想像を大きく超え、なんと330社もの企業が宿泊型インターンシップを実施していることがわかりました。
 

宿泊型インターンシップ実施企業数

業界別に見るとメーカーが圧倒的で、次いでサービス業。しかしながら、どの業界でも一定数の企業が宿泊型を取り入れていることがわかります。
 

宿泊型インターンシップの種類

宿泊型インターンシップは下記3つの種類に分けられるかと思います。

  • プログラム一貫型
  • 宿泊施設提供型
  • 宿代提供型
  •  

    プログラム一貫型

    プログラム一貫型は、宿泊施設自体をインターンシップの場として活かしている事例です。例えばホテル業界のインターンシップで、1日目に学生がお客様として接客を体感し、2日目に社員の目線でビジネスを考えるプログラムなど。

    その他の業界の例としては、
    「1日目にビジネスプランコンテストなどの課題を設け、2日目の発表準備のために宿泊型にしている」
    「1日目の夜に社員との交流会を設け、夜遅くまで語るために宿泊型にしている」
    など、宿泊施設の活用方法は企業によって様々でした。
     

    宿泊施設提供型

    こちらはメーカーで実施されていることが多く、インターンシップをおこなう会場の側に宿泊施設を用意するパターンです。学生にとっては「毎日家から通うよりも都合がいい」、企業にとっては「プログラムを円滑に進めることができる」などの利点があります。
    とくに、エンジニア希望者や理系学生募集のために実施している企業が多い印象でした。
     

    宿代提供型

    宿代提供型は、どの業界でも実施されています。「宿は学生自身で手配してもらうが、宿代は一定額支給します」という内容です。
    この場合、学生にとっては交通費支給と同じ感覚です。宿もバラバラで社員との交流が活発化するわけではないので、志望度が高まるといった効果はあまり無いかもしれません。

     

    宿泊型インターンシップのメリット・デメリット

    メリット

    企業側にとってのメリットは大きく3つあると思います。

  • 学生の志望度を高める
  • 社員の人柄や会社の雰囲気を伝えられる
  • 地方学生を集められる
  •  

    学生の志望度を高める

    DISCOがおこなった調査によると、「就職の志望度が高まった」と感じるインターンシップの期間は、「半日」が27.5%、「1日」が36.1%、「2~4日」が42.3%、「1週間程度」が50.8%、「2週間程度」が40.9%。そしてその後は長くなるごとに割合が減っていきます。

    この結果から、一番効果のあるインターンシップ実施期間は「1週間程度」であることがわかります。
    しかし、「他の業務もある中で、1週間インターンシップを開催するのは難しい」という方もいらっしゃると思います。そういった企業は、2~3日という期間でも、宿泊型で実施することで学生との接触時間を増やし、志望度を高めることができます。

    少ない日数でも、密な時間を過ごすことで学生同士が仲良くなり、インターンシップ後もSNS等で繋がりを持ち続けることも珍しくありません。
    私自身、冒頭で述べた宿泊型インターンシップで仲良くなった子とは今でもごはんに行っていますし、就活情報の共有などもおこなっています。
    仲間ができると、インターンシップへの満足度も高まりますよね。
     

    社員の人柄や会社の雰囲気を伝えられる

    「会社のことを伝えるなら1dayインターンシップでいいのでは?」と思う方もいるのではないでしょうか。
    確かに、会社の概要は1dayインターンシップでも伝えることができます。実際に、インターンシップと言いながら説明会を開催している企業も多いです。

    しかし早期から動いている学生が注目するのは、「なにをするのかよりも誰と働くか」という点です。いかに会社がすばらしいことをおこなっていても、社員の姿が見えない、働いている人が仮面をかぶっているといった要素を感じると、一気に志望度が下がってしまいます。特に近年の学生は「ブラック企業」という情報に敏感であるため、そこで働いている社員の方を良く見ています。

    だからこそ、社内にはどういう人がいて、どういう考えを持って働いているのか等を知ってもらうことが重要です。そのための手段として、宿泊型インターンシップで、同じ釜の飯を食べて、夜通し語ったり、学生たちの悩みに耳を傾けたりしてみてはいかがでしょうか。

    会社の外見で惹かれる学生よりも、会社の中身で惹かれる学生のほうが、その後選考に進む確率が高いように感じます。
     

    地方学生を集められる

    都心で働きたいと考えている地方の学生は、就活費用をおさえるために、友人の家に泊まったり、安い宿を探して就職活動をおこなっているそうです。就活本番ならまだしも、インターンシップでお金をつかうことに躊躇する地方学生も少なくないでしょう。

    そのため、企業側が宿泊型インターンシップを採用し、地方学生の負担を少しでも軽減することで、通常であれば出会えない学生とも接点を持つことができます。
     

    デメリット

    もちろん宿泊型インターンシップをすることは、デメリットも生じます。

  • 1dayに比べ費用が掛かる
  • 学生のケガなどリスクが増える
  •  

    1dayに比べ費用が掛かる

    宿泊費や飲食代など、1dayインターンシップにはなかった費用が発生します。そのため、多くの学生を対象に実施することは難しく、インターンシップ自体にも選考を設けて、参加学生の人数を制限する必要があるかもしれません。
    しかし、インターンシップの内容で惹きつけることができれば、選考を通して多くの学生と接触することができるため、インターンシップの説明会を今までの1dayインターンシップのような扱いにするのも良いかもしれませんね!
     

    学生のケガなどリスクが増える

    1dayであれば、プログラム中の数時間だけ気をつけていればよいですが、宿泊となるとその分リスクは増えますよね。
    万が一の事態に備えて、学生たちにインターンシップ保険に加入してもらうのが良いと思います。
     

    宿泊型インターンシップの事例紹介

    ではここで、東京都中央区にある晴海グランドホテルで実際におこなわれた宿泊型インターンシップの事例を見ていきましょう。

    改装後客室002

    エンジニア志望者向けインターンシップ

    ■実施企業:人材業界
     建築系・ものづくりのエンジニアを取引先企業に派遣している企業
    ■目的:優秀な学生の早期確保
    ■期間:2泊3日。9月から11月にかけて複数日程開催。
    ■種類:プログラム一貫型(ホテル内の会議室でセミナー・懇親会を実施)
    ■結果:SEに興味のある学生が各回30人ほど参加

    <1日目>
    プログラミングの知識や技術を獲得するためのセミナーを、ホテル内にある会議室で実施。夜の懇親会で社員と学生の距離をさらに縮める。

    <2日目>
    学生1人ひとりと個別面談。就活の悩みに応えたり、今後の将来設計を考えたりすることで学生にとって頼れる存在となり、志望度を高めることに成功しました。
    さらに、プログラミング技術に興味がある人には、その場でレクチャーをおこなうなどフォローも万全におこなっていきました。

     

    研修特化型ホテル「晴海グランドホテル」

    0021

    今回お話を聞かせていただいた晴海グランドホテルは、会議室と宿泊施設が一体となった研修特化型ホテルです。
    「研修+宿泊+お食事」がついた1泊2食プラン12,474円から、用途に合わせてさまざまな料金プランを用意しているそうです。

    宿泊型インターンシップを検討している方は、ぜひ一度料金の相談などしてみてはいかがでしょうか?


     

    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    この記事を書いた人:まりん

    まりん

    17卒の現役就活生。文系の大学でマーケティングを学んだ後、飛び級制度を利用して、大学院に進学。現在は、株式会社ネオキャリアに学生インターンとして参加している。特技は、「人前で話すこと」と「即興図解思考」。