[サンプル付き]中小企業でもここまでできる!学生に伝わる採用サイト10選~コンテンツ編~

毎年さまざまな企業が工夫を凝らす、新卒採用サイト。予算をかけ、グラフィックにもこだわるなどして話題に上るのは主に大企業ですが、中小企業でも魅力的なサイトがたくさんあるはず!

そこで、学生インターンのマリナが、中小企業をメインに約100社の採用サイトを調べてみました。その中から、「これはわかりやすい!」「惹きつけられる!」と感じた10社を厳選してご紹介します。
採用サイトは就活生にとって、企業への入り口に当たります。情報の分かりやすさや、入社への興味を喚起された点なども、学生の視点からコメントしていきたいと思います。

学生に伝わる!コンテンツが刺さった採用サイト5選

ハカルプラス株式会社(旧:タケモトデンキ)

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https://hakaru.jp/recruit2018/

企業がわかる度 ★★★★★
学生に寄り添う度★★★★★

 

企業のすがたを親しみやすく伝える工夫

サイトを開くとまず目に飛び込む、「100年企業で働いてみないか?」というメッセージがインパクト大の老舗企業、ハカルプラス。
計測・計量機器を主力商品としており、事業や仕事内容の説明も”ハカル”をキーワードにまとめられています。これなら、社名もすぐに覚えてしまいますよね。

具体的な仕事のようすは、「社会人の一週間」で紹介。職種ごとに社員が過ごす1週間で、仕事の流れや職場環境をリアルに知ることができました。「工具総選挙」「デスク覗き見」などユニークなコンテンツも、リアリティあるひとつの情報になっています。

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組み合わせもいい!魅力的な対談企画

何より私の印象に残ったのが、「社員クロストーーク」社長×人事部長、3年目同期同士、そして元面接官(上司)×元就活生(新入社員)という、3つの対談です。

社長メッセージや理念など堅くなりがちな内容も、フランクな会話形式でスッと頭に入りました。また、就活生という立場からスタートし、キャリアを積んでゆくイメージを描くことができます。

社員インタビューは一般的なコンテンツですが、「生の声」を効果的に使う方法としてはダントツでした。

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サイボウズ株式会社

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https://cybozu.co.jp/company/job/recruitment/

企業がわかる度 ★★★★★
シゴトがわかる度★★★★★

 

学生の関心も高い働き方改革

サイボウズ株式会社は近年、社長自身が育休を取るなど、働き方改革への取り組みが評価されています。
採用サイトでは、福利厚生や柔軟なワークスタイルなど、働きやすい仕組みを詳細に紹介。ベースにある企業文化や実例も添えられ、説得力を与えています
いまの学生は「働き方」に高い関心を持っています。社内で着手している取り組みがあれば、それ自体が強い訴求力を持つ武器になると思います。

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手がける仕事で惹きつける

サイボウズの製品は、学生にもよく知られています。そうした製品に携わるそれぞれの仕事が、キーワード「チームワーク」や図解を使い分かりやすく示されています。ユーザー側から働く側へと、学生の関心をうまく誘導していると感じました。
募集職種ごとに組まれた特集も読み応えがあり、実際の事例から、企業の幅広い活躍フィールドや社員のプロ意識を知ることができました。仕事に対して、わくわくすることができる内容です。

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中央タクシー株式会社

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https://chuotaxi.co.jp/recruit/

学生に寄り添う度★★★★★
シゴトがわかる度★★★

 

採用サイトで学生のイメージを変える

中央タクシーのサイトは、コンテンツ量としては比較的少なめです。
その代わり、タクシードライバーという仕事に対する「マイナスイメージの払拭」に注力。入り口となる採用サイトで、学生のフィルターを外すことを狙っています。

安定性や未経験可を説明するほか、安全もアピール。保護者向けのページも設けられており、親の不安にも心を配っていました。

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興味喚起にも長けており、たとえ偏見のある学生でも、まずは説明会に行ってみようか…というレベルまで引き上げられそうです。
自社の採用サイトが担う役割を明確にすることで、伝わりやすさや効果も変わってくるのではないでしょうか。
 
 
 

株式会社一条工務店

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http://saiyo.ichijo.co.jp/

企業がわかる度★★★★
学生に寄り添う度★★★★

 

とことん貫かれた就活生仕様

コーポレートサイトと異なり、新卒採用サイトの読者層はほぼ、初めて社会に出る学生に限られます。そんな就活生の動き方や心情をよく捉えている、と感じたのが、一条工務店の採用サイトです。

不動産・住宅業界の基本知識が分かりやすくまとめられたページは、そのまま業界研究にも使えるほど。
その流れで一条工務店の特徴を知ることができ、他社との差別化・自社の印象づけを自然な形で促しています
仕事の流れや「先輩社員座談会」の内容も含め、サイト全体が就活生に役立つサイトとして作り込まれている印象を受けました。

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「生の声」に役割を持たせる

実際に働くイメージや社風・環境などは、文章での紹介だけではなかなか理解しにくい情報です。
一条工務店のサイトでは豊富な社員インタビューを用いて、これらの情報を伝えています。

温度を持った言葉なら伝わりやすさも増しますし、学生にインタビューを読んでもらうきっかけにもなると思いました。
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株式会社青山メインランド

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http://recruit.aml.co.jp/

ヒトがわかる度★★★★
女性へのアピール★★★★★

 

ニーズに応じたコンテンツの使い分け

動画やマンガを取り入れるなど、かなり気合いの入った青山メインランドの採用サイト。写真の使用量も圧倒的です。

コンテンツ量が多いため一見雑多な印象も受けますが、主要なガイダンスは「5分で知る青山メインランド」という1ページにまとめられています。
このように「まずはざっくり知りたい/興味を持った上でじっくり知りたい」両方の動線が想定されていると、どんな学生にも親切です。

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女性向けの情報が豊富!

もうひとつ私が注目した点は、女性向けの特設ページが設けられていること。
若手女性社員や、育児と仕事を両立する「育ウーマン」の生の声を紹介。職場での女性活躍を示すデータも公開されています。

せっかく制度が存在していても、「支援制度あり」という記載だけでは、女子学生の不安は拭いきれません。
女性が活躍できる環境をアピールするならば、実際の例を見せるなど、一歩踏み込んだ伝え方が効果的だと思います。

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コンテンツは量より質が肝心

今回は、サイトの内容・コンテンツがひとひねりされた5社をご紹介しました。

コンテンツを作る際のポイントは、「具体性」と「趣旨」ではないかと思います。

実際の事例を取り上げたり、より噛み砕いた説明といった工夫がなされていると、企業を具体的に理解できます。

また、コンテンツの趣旨、つまり伝えたい情報がはっきりしていることは、学生の「分かりやすさ」に直結します。
例えば社員インタビューひとつ取っても、基本情報にただ付け足しただけになってしまっているサイトが少なくありませんでした。
採用サイトを訪れる学生は、関心も志望レベルもさまざま。各項目がそれぞれの役割を持っていれば、その分だけアプローチの角度も増えます。

学生が求めているのは決して、コンテンツの「数」ではありません。
現在のサイト内容を見直すだけでも、充分にブラッシュアップを図ることができるのではないでしょうか。

次回はスマートフォンへの対応も含め、「見せ方」に長けた採用サイトをご紹介します!

この記事を書いた人:マリナ

マリナ

都内大学で政治学を専攻しながら、新卒WATCHインターンに参加。 よい情報を選ぶ目と、わかりやすくお伝えする力を養えるよう、日々勉強中です。美味しいものが好きな万年ダイエッター。